2014年10月15日
紅茶は生鮮食品!?
どの紅茶サイトでも 「紅茶は生鮮食品なので、新しいものを買いましょう♪」 って書いてあるけど、本当なのでしょうか?
生のお茶の葉っぱは、野菜と同じく確かに生鮮食品だけど、そんなものを買ってる人がいるのかな?
だいいち買おうと思っても売って無いじゃん・・・・・
生茶に熱を加え、撚って、さらに乾燥させたものが緑茶です。それを6-8時間発酵させると紅茶になります。
食物が傷むおもな原因は、腐敗とカビです。カビは温度と湿度が必須条件になりますので、乾燥させた茶葉においてはあまり問題になりません。腐敗イコール発酵なわけで(人間に害が無い腐敗を発酵といっています)もともと発酵が進んだ茶葉(紅茶)は、生鮮食料品ではなく、どちらかというと保存食なわけです。
これは良くある100Pの紅茶(ティーバック)とインスタントスープ(顆粒)を、いつも行くスーパーでチェックした写真です。
通気性抜群なセロハンパックの紅茶が2016年の賞味期限に対して、遮光気密性アルミパックのコーンスープ(顆粒)は2014年です。
皆さんはコーンスープを買うときに、必死に賞味期限をチェックするでしょうか?たぶん前に並んでいるのを手に取る人が多いと思います。
これがセロハンでなくアルミパウチとかであればもっと保存性は良くなるのですが、大手の紅茶メーカーはその必要はないと考えているようです。
もちろん空気を通さないアルミパックであればもっと長持ちするわけです。
中には自慢気に品質保持剤を入れてアピールしている会社もあります。この場合脱酸素剤が使われているわけですが、そもそも紅茶は緑茶と違い発酵が進んでいるので、密封状態であれば酸素があっても勝手に無酸素状態になってしまいます。
消費者の方の中には「必要なくても入っているほうが安心じゃん」という方がいると思いますが、これが結構コストがかかる(広告費と同じぐらい)ので、商業活動である限り「売価が同じであれば原料費が安くなる」と言うごく当たり前の話になるわけです。
われわれは中身にどれぐらいお金をかけているか?なんてわからないので、「中身より高いパッケージ」とかこういう「見えるところ」から想像するしか方法がないのです。
万一パッケージに穴が開いたら脱酸素剤が入っていても同じ結果ですし、当然なんの意味も無いことを知っててやっているのですから。中には知らないでやっている会社もあると思いますが、それはそれで食品を扱う会社としてもっと怖い気がします・・・・・・・
余談ですがこの場合 酸化=発酵 です!
緑茶は賞味期限が1年以内と短いので、興味本位から官能試験をした経験があります。
大手メーカーの開封日のものと開封10日目と賞味期限切れのものです。同じ年度(やはり年度で大きく差が出る)ですが、LOTが違うので参考程度ですけど。
結果は 開封0日 > 賞味期限切れ > 開封10日目 でした。
思いのほか、飲み比べると開封後の劣化が早い感じでした。もちろん単体で飲めば美味しく呑めるのですが。日常では開封後2週間ぐらいはふつうに飲むと思います。
さて、問題は紅茶を開封してからです。
大手メーカー製のパック詰め紅茶は問題ないのがわかったのでが、いわゆる紅茶専門店といわれるお店での小売の場合です。
だいたいが量り売りとなっていますが、多種多様な茶葉がたくさん並んでいますよね?
法律では賞味期限の義務がないので、開封後どのぐらいなのか見分けがつきません。あれはきちんと中身が無くなってから新しいものを入れているのでしょうか?
そもそもバイトと派遣によるオペレーションのお店で、中身が表示があっているのか?などと疑いだすとキリがありません。ファミレスなどのオペレーションを見ている限り、古い年月日のモノから消費するといった当たり前のことができていないのが現実なのです。
まあ、一番安いものを買えば間違えられえも損は無いわけですけど。店主1人でやっているこだわりのお店で買うしか方法は無いみたいですね。それも店主が正直な人であれば・・・・
生のお茶の葉っぱは、野菜と同じく確かに生鮮食品だけど、そんなものを買ってる人がいるのかな?
だいいち買おうと思っても売って無いじゃん・・・・・
生茶に熱を加え、撚って、さらに乾燥させたものが緑茶です。それを6-8時間発酵させると紅茶になります。
食物が傷むおもな原因は、腐敗とカビです。カビは温度と湿度が必須条件になりますので、乾燥させた茶葉においてはあまり問題になりません。腐敗イコール発酵なわけで(人間に害が無い腐敗を発酵といっています)もともと発酵が進んだ茶葉(紅茶)は、生鮮食料品ではなく、どちらかというと保存食なわけです。
これは良くある100Pの紅茶(ティーバック)とインスタントスープ(顆粒)を、いつも行くスーパーでチェックした写真です。
通気性抜群なセロハンパックの紅茶が2016年の賞味期限に対して、遮光気密性アルミパックのコーンスープ(顆粒)は2014年です。
皆さんはコーンスープを買うときに、必死に賞味期限をチェックするでしょうか?たぶん前に並んでいるのを手に取る人が多いと思います。
これがセロハンでなくアルミパウチとかであればもっと保存性は良くなるのですが、大手の紅茶メーカーはその必要はないと考えているようです。
もちろん空気を通さないアルミパックであればもっと長持ちするわけです。
中には自慢気に品質保持剤を入れてアピールしている会社もあります。この場合脱酸素剤が使われているわけですが、そもそも紅茶は緑茶と違い発酵が進んでいるので、密封状態であれば酸素があっても勝手に無酸素状態になってしまいます。
消費者の方の中には「必要なくても入っているほうが安心じゃん」という方がいると思いますが、これが結構コストがかかる(広告費と同じぐらい)ので、商業活動である限り「売価が同じであれば原料費が安くなる」と言うごく当たり前の話になるわけです。
われわれは中身にどれぐらいお金をかけているか?なんてわからないので、「中身より高いパッケージ」とかこういう「見えるところ」から想像するしか方法がないのです。
万一パッケージに穴が開いたら脱酸素剤が入っていても同じ結果ですし、当然なんの意味も無いことを知っててやっているのですから。中には知らないでやっている会社もあると思いますが、それはそれで食品を扱う会社としてもっと怖い気がします・・・・・・・
余談ですがこの場合 酸化=発酵 です!
緑茶は賞味期限が1年以内と短いので、興味本位から官能試験をした経験があります。
大手メーカーの開封日のものと開封10日目と賞味期限切れのものです。同じ年度(やはり年度で大きく差が出る)ですが、LOTが違うので参考程度ですけど。
結果は 開封0日 > 賞味期限切れ > 開封10日目 でした。
思いのほか、飲み比べると開封後の劣化が早い感じでした。もちろん単体で飲めば美味しく呑めるのですが。日常では開封後2週間ぐらいはふつうに飲むと思います。
さて、問題は紅茶を開封してからです。
大手メーカー製のパック詰め紅茶は問題ないのがわかったのでが、いわゆる紅茶専門店といわれるお店での小売の場合です。
だいたいが量り売りとなっていますが、多種多様な茶葉がたくさん並んでいますよね?
法律では賞味期限の義務がないので、開封後どのぐらいなのか見分けがつきません。あれはきちんと中身が無くなってから新しいものを入れているのでしょうか?
そもそもバイトと派遣によるオペレーションのお店で、中身が表示があっているのか?などと疑いだすとキリがありません。ファミレスなどのオペレーションを見ている限り、古い年月日のモノから消費するといった当たり前のことができていないのが現実なのです。
まあ、一番安いものを買えば間違えられえも損は無いわけですけど。店主1人でやっているこだわりのお店で買うしか方法は無いみたいですね。それも店主が正直な人であれば・・・・